美術館巡り

フェルメール展 東京都美術館

S_d1000001_2
8月15日、上野 フェルメール展に行ってきました。

実に素晴らしかったです!

なんと37度もの酷暑日。。

13時の暑い時間、お盆のせいか、並ばずに入れました。

S_d1000002
10分待つと表示がありましたが、すぐに入れました。

素晴らしい企画展でした。

フェルメールだけでなく、同時代のデルフトの巨匠たちの絵画を

一堂に展示してあり見応え十分。。

解説のヘッドフォーンが、たったの5百円で良心的。

芸大生がフェルメールの作品のために作曲したという、

曲が聴けるのですが、それがとても良いのです。

音楽と共に作品鑑賞をすると、まるで映画を観ているかのような

ムード感が漂う。。お勧めです。


S_d1000013_2

『デルフト新教会の回廊』ハウクヘースト作(購入した図版より)

教会を描いたものですが、よく見るとあり得ない空間になっていて
面白い。

一階はデルフトの画家の作品が並んでいるのですが、

どれも素晴らしかった。光の扱いがどことなくフェルメールに似ているのです。

細密画のような、凄い描き込みに、溜め息。

繊細で美しい微妙な色彩は、日本人好みかと思われます。

私もかなり惚れました。


S_d1000011_2

『小路フェルメール』図版より

2階に上がって、ようやくフェルメールの絵と対面

どきどきしました。何しろ初めての本物に会えるのですから。

他の画家の作品も素晴らしいのだけれど、

フェルメールは何かが決定的に違う、、と思いました。

これはなんなのでしょう? 一言で言えば、不思議感でしょうか。。

ちょっと気味の悪いほど謎めいて見えます。

これがフェルメールの魔法なのでしょうか。

フェルメールの絵を鑑賞した後は、

他の画家の作品がとても物足りなく感じられました。

それほどまでにフェルメールの作品は

完成度が高いということなのかもしれません。。

この作品も実に不思議です。奥の路地にいる女性は何をしているのか。

気になります。。子供たちは何をしているのか。

想像を巡らせて飽きません。。

D1000002
『リュートを調弦する女』 図版より

こちらも、実に不思議な作品

この女性は何を見ているのか。

構図のかなりの部分を占める地図、何を意味しているのか。

よく見ると、表情が普通ではない。。

何かを暗示しているのか。。

鑑賞する時、左側から見ると、作品がさらに美しく見えた。


S_d1000001_3
『ワイングラスを持つ娘』図版の表紙より

フェルメールの実物は真に美しかった。。

特にポスターや図版の表紙にもなっている、

『ワイングラスを持つ娘』を観たときは、まるで画面全体から

光を放っているように見えて、その美しさに感動しました。

いやひょっとすると、本当に光を放っていたのかもしれないです。。

しかし、よくよく見ると、実に不気味な作品でもあります。。

一体なんという、表情なのでしょう。。これは、、。

あまりに凄すぎると、逆に恐ろしさのようなものを感じます。

素晴らしいけれど、決して家に飾って眺めるという絵じゃない。

なんというのか、こちらがあちら側に取り込まれて、というのか

喰われてしまうかのような、危うさすら感じました。。

なんとなく、ダビィンチの絵の謎とも重なるような。。

そんな怖さがあるのです。

とにかく真に偉大なものというのは、こういう次元のものなのかもしれません。

それにしても、7枚ものフェルメールを東京に連れて来てくれたのは

やはり凄いことだと思います。感謝です。

まだ観ていない方は、是非是非この一生に一度の機会をお見逃しなく。。

興奮の収まらない私です。

S_d1000003
東京国立博物館にある、黒門

かっこいいんです。

S_d1000005
法隆寺宝物館 正面から。

美術館の建物はいいですね。

ここでランチをしたのだけれど、

混んでいて30分待ちでした。。

S_d1000007
元気な我が家のハイビスカス

今年も絶好調で、今朝は7輪も咲いてくれました。

美術館レポートでした。

ではまた!

| | コメント (6)

対決・巨匠たちの日本美術

D1000006
猛暑の中、そして混雑の中、

国宝級が目白押しの、巨匠対決・日本美術展に行ってきました。

すごい人気で、一ヶ月で20万人を突破したとか。。

日曜の午後に行ったので、やはり凄く混んでました。。

見応えたっぷりで、素晴らしいの一言!

D1000008
こちらは上野の国立博物館、本館

特別展は平成館にて開催。

雪舟、伊藤若冲、応挙、永徳、等伯など

巨匠の作品が豪華に並ぶ、館内は圧巻。。

人混みを泳ぎながら、必死?に鑑賞しました。
D1000002
私としては、伊藤若冲の本物が観れて嬉しかった。。

本も買いました。若沖はかなりの人気ぶりで、人集りも凄かった。

そして自分でも意外だったのが、

運慶、快慶の仏像に感動したこと。。

思わず涙が出そうになりました。

鎌倉彫を始めて早5年。。彫り物の難しさが身に沁みる。。

円山応挙の「猛虎図屏風」虎の毛並みが見事で、触りたいくらいだった。

焼き物も凄い。ちょうど陶磁器の勉強をしたばかりだったので

感激もひとしお。。

光悦、長次郎などの、侘び寂びの極致

楽焼を拝見。。

また仁清や乾山の陶磁器の美しいこと。。

ひとつ残念だったのが、長谷川等伯の国宝「松林図屏風」

の展示が7月ですでに終わっていたこと。。目当てだったので、ショック。。

それでも、なんとも贅沢な展示に大満足で帰りました。

気づけば、昨日は山手線を品川を起点に一周してました。。

自宅からは片道2時間のちょっとした旅行でした。




| | コメント (6)

百花繚乱 山種美術館

S__mg_7246
ビロードの薔薇と雫の煌めき

梅雨の中、真紅の花弁に濡れ落ちた

雨の雫が、水晶のごとく、輝く

その美しさ。。

S__mg_7257
本日は、梅雨の中、九段下にある山種美術館に

立ち寄りました。規模は小さいながらも、

その素晴らしい日本画の数々。。溜め息もの。。

『百花』が絵巻物のように本当に

細密に描かれているのですよ。(写真上はごく一部)

特にお花が好きなので、その繊細な色使いと

ミクロなまでの、描き込みに、じ〜っと見入ってしまいました。。

先週に見たオールドノリタケの細密な絵柄を思い出しました。。

S__mg_7260
パンフレットより 

ああ、やはり名画だけは実物を見ないといけませんね。。

写真と全然違うのです。。というより、別物です。

ああ、速水御舟はいつも素晴らしすぎます。。(写真上左)

いつも魅了されますが、この画伯はもう天才としかいいようがありません。。

ここの美術館で、ファンになってしまいました。

今回は山口蓬春の『梅雨晴』(紫陽花の絵)や

『芍薬』(写真下)にもとても魅かれました。

色合いや発色が素晴らしくて、いつまで見ていても、飽きないのです。

菱田春草の『白牡丹』にもやられました。(写真上右)

なんです、この表情は。。

バラもこういう表情をすることがあるのですが、

こんな風に捉えるなんて、すごすぎます。。

他にも、奥村土牛の『花菖蒲』のすくっとした美しさにも見入りました。

こちら山種美術館の公式HP から、綺麗な画像が見られます。

この美術館の所蔵品があまりに好きなので、

東京に行く度に、足を伸ばして、全作品を制覇したい気持ち満々です。

ちなみに今回で3度目の訪問でしょうか。。

S__mg_7263
ああ、また買ってしまった。。(*^^*)

美術館に行くと、ついお土産を買ってしまう。

しかも今日の展示と関係のない、速水御舟のクリアファイルなんか

買ってるし。。ここでも薔薇を見ると、つい手を伸ばす。。しょうもない。。

7月27日まで開催しておりますので、

花の絵が好きな方で、近くにいらした時は、

立ち寄ってみたら、いかがでしょうか。

雨の中の「千鳥が淵」の眺めもなかなか風情がありました。

お堀の水がどろどろとした凄い緑色になっていて迫力ありましたし。。

ではまた。

| | コメント (4)

オールドノリタケと懐かしの洋食器

S__mg_7029
『オールドノリタケと懐かしの洋食器』展

東京都庭園美術館、目黒駅から徒歩数分の緑に囲まれた

素晴らしい美術館です。

それもそのはず、もともと朝香宮邸として建てられ、

戦後の一時期は、首相公邸、迎賓館としても使われていた建物。。

アールデコ様式の建物は、ゴージャス。。

その豪華な建物にふさわしい、至高の洋食器の数々。。

もう素晴らしくて、溜め息ものでした。。

最終日に行ってきましたが、

もの凄く混雑していて、大変な人気でした。

館内はすべて撮影禁止なので、カタログを購入(写真上)

写真も綺麗で2200円とはお得。

以下の写真はカタログより。

S__mg_7031
「鳳凰文花瓶」 明治期 

特に感銘を受けたのは、

明治時代に創られた、黄金色に輝く、壮麗なる、陶磁器。。

あまりの素晴らしさに鳥肌が立った程。。

これほどのものを明治初期に創り得たとは。。

明治政府が国の威信をかけて、万国博覧会に出品するために

技術と贅を尽くして、仕上げられたものは、極上の芸術品。。

いきなり数々の万国博覧会で金賞を取ったのも、

この美しさを見れば、当然のことかもしれません。。

西洋人たちは目を丸くしたに違いないです。

とにかく、ただもう美しくて

観る者を虜にしてしまうのです。。

S__mg_7030
森村組(プレノリタケ)による、「薔薇文砂糖入れ」

素晴らしい陶磁器です。。

日本の製陶業者たちは、懸命に西洋のスタイルを学んで

ヨーロッパの名窯と競合する陶磁器に

取り組んでいくことになりますが、

私の好みとしては、断然、明治期のものが素晴らしかった!

いわゆる、オールドノリタケの陶磁器たちです。

解説によりますと、一般的にオールドノリタケと呼ばれている陶磁器は、

日本陶器合名会社の設立以前、森村組による、絢爛豪華な陶磁器たち。。

それは「プレノリタケ」と呼ぶ方が正確なのだそうです。

西洋に扉を開いたばかりの、明治の文明開化期に

日本の伝統技術を生かして創られた

まさに宝石のような、陶磁器たちは、

芸術品としての価値が非常に高く、

なぜこれが国宝ではないのか、、と思う程でした。。

またこのような企画展があったら、絶対に行きます!


 

| | コメント (4)

New Open の横須賀美術館

D1000024
D1000025
横須賀美術館が最近オープンしたので行ってきました。

海が目の前の最高のロケーションで

オープンテラスのレストランカフェが大人気のようです。

D1000020

海を眺めながら、

ワインやコーヒーを楽しんできました。

建物もガラス張り基調で、おしゃれに造られており、

常設展示だけ見てきましたが、

300円というお値段とは思えないほど、充実していました。

図書室も静かで美術書が結構揃っており、

自分の好きなアートをじっくりと腰を据えて

楽しむには良い空間となっています。

D1000007
屋上から夕方に撮ったお写真です。

対岸には千葉が見えています。

今日は携帯のお写真でした。

何しろ天気の良い時にランチをしにまた来たいです。

といっても、週末は予約なしだと入れないくらいだそうですよ。

この気持ちよさでは、人気が出ても不思議ではないですね。。

| | コメント (10) | トラックバック (0)